無料 IELTS ライティング添削:Task 1・Task 2 の AI バンドスコア推定
添削ツールが出すのは公開された評価基準に沿った推定バンドです。本記事では四つの評価基準、Task 1 と Task 2 の採点の違い、自動推定が示せることと示せないこと、次の下書きを改善する練習サイクルを説明します。

目次
時間を計って練習エッセイを書き終えたあと、漠然とした手ごたえではなく具体的なスコアが欲しいとき、多くの受験者が検索欄に入れるのは「IELTS ライティング タスク2 添削 無料」です。画面が何をうたっていても、添削ツールが実際にしているのは、あなたの答案を公開されている IELTS のバンド記述子(band descriptors)と項目ごとに照合し、各評価基準の推定バンドを出すことです。結果を信じる前にこれを理解しておく価値があります。記述子は誰でも読める公開文書であり、推定値はその根拠の分だけしか意味を持たないからです。
本記事では、公式の評価基準が何を定めているか、Task 1 と Task 2 の採点がどう違うか、自動推定が何を示せて何を示せないか、そしてフィードバックを次の下書きの改善につなげる練習サイクルを説明します。試験に関する記述には、出典である IELTS または British Council のページへのリンクを付けてあるので、自分で確認できます。
IELTS ライティングはどう採点されるか
Academic と General Training のライティングはいずれも二つのタスクで構成され、二つのタスクは独立に採点されます。ライティングのスコアでは Task 2 の比重が大きくなります。British Council は、Task 2 が Task 1 の二倍の重みでライティングのスコアに寄与すると明記しています。Academic のライティングは全体で 60 分で、Task 1 は約 20 分・150 語以上、Task 2 は約 40 分・250 語以上とされており、詳しくは British Council の無料 Academic ライティング練習ページに書かれています。
各タスクは四つの基準で採点され、一つ目の基準はタスクによって変わります。Task 1 は Task Achievement、Coherence and Cohesion、Lexical Resource、Grammatical Range and Accuracy で評価され、Task 2 は Task Achievement を Task Response に置き換え、残り三つは同じです。IELTS の主要評価基準の説明文書はその違いを明確に述べています。Task Achievement は、その答案が課題の要件をどれだけ完全に、適切に、正確に、的を射て満たしているかを見る基準であり、Task Response は、課題にどれだけ正面から答え、主要な考えをどれだけ展開し支えているかを見る基準です。
具体的な文言は IELTS ライティングのバンド記述子にあり、2023 年 5 月に更新されています。バンドごとに一行、評価基準ごとに一列という構成です。使う価値のある添削ツールは、必ずこの文面を根拠にしなければなりません。あるバンドが何を意味するかを公に示した唯一の文章だからです。基準を示さずスコアだけを返すレポートでは、何を測ったのか分かりません。
Task 1 と Task 2 は別の作業である
評価基準を、二つの異なる作業の説明として読みましょう。Academic の Task 1 はグラフ、表、地図、プロセス図などの視覚情報を提示し、バンド 7 の記述子は主要な傾向・相違・段階について明確な概観を示すことを求めます。その要約の役割を果たす一文は Overall, household recycling rose steadily between 2010 and 2020, with the sharpest increase after 2016. のように書けます。概観は飾りではありません。Task Achievement を見る添削ツールは、この要約を冒頭近くで探し、その後に主要な特徴を選んで比較する詳細段落が続くと想定します。
Task 2 はエッセイで、一つ目の基準は全体を通じた明確な立場を求めます。課題文を繰り返さずに立場を示す一文は While some people argue that standardised tests are the fairest measure, others believe they reward speed rather than understanding. のように書けます。この一文は二つの立場を並べ、どちらも論じると約束しています。これが記述子のいう「考えを展開する」ことであり、長所を一段落、短所を次の段落に並べることではありません。
二つのタスクはそれぞれ別に採点され、Task 2 の比重は二倍なので、ライティング全体のバンドは両者の大きな差を覆い隠すことがあります。データを流暢に描写できてもエッセイの展開が弱い受験者は、Task 1 の高い結果が Task 2 の低い結果に吸収されてしまいます。だからこそ、四つの基準を分けて示すレポートは一つの数字より役に立ちます。試験のどちら半分がバンドを押し下げているかが分かるからです。
自動推定が示せること、示せないこと
自動添削は、あなたの文章を記述子の文言と照合します。Task 1 に概観の一文があるか、Task 2 が似た別の問いではなく実際に出された問いに答えているか、各段落に一つの中心的な考えがあるか、つなぎ言葉が多様か機械的か、話題の語彙が繰り返されていないか、複文が使われているか、語数が足りているかを指摘できます。これらは記述子が名指ししている特徴なので、それらを基準に対応づけるレポートには実質的な中身があります。
ただし、結果以上に重要な二つの限界があります。第一に、添削ツールは判断を確定できません。記述子は人間の試験官に向けて書かれており、「fully extended and well supported」のような表現は、読み手が下す判断の水準を述べたもので、解析プログラムが検査できる規則ではありません。第二に、自動推定は公式の結果ではありません。公式のスコアを出せるのは登録された IELTS 試験官だけです。レポートは採点の判決ではなく確認すべき項目の一覧として扱いましょう。有益な問いは、スコアが公平だったかではなく、どの段落で筋が切れたかです。
フィードバックを活かす練習サイクル
まず試験時間どおりに書きましょう。時間を計らないエッセイは本番の実力をほとんど示しません。Task 1 は 20 分、Task 2 は 40 分で、時間を計る区間では辞書を引かず、書き直しもしません。
次に添削を実行し、四つの基準を四つの独立した問題として読みます。最も低いものを選び、答案のその部分だけを書き直します。弱いのが一貫性と結束性なら、主題文と段落間のつながりを書き直し、文法には手を付けません。弱いのが語彙なら、繰り返している一般的な語を、その話題に必要な正確な表現に置き換えます。たとえば Task 1 では good や bad のような一般的な語ではなく、傾向を述べる語彙を使います。
二つの原稿を残して基準ごとに比べれば、上達は「二回目のほうが良かった気がする」という感覚ではなく、指させるものになります。一つの基準ずつ直す三つの原稿は、何も直さない十の原稿より多くのことを教えてくれます。二週間後、繰り返し出ているつまずきを一覧にすれば、それがあなた個人のエラープロフィールになります。どんな添削スコアよりも具体的です。
HiBay が向いている場面
HiBay の App Store の掲載内容は、シナリオ練習と並んで試験対策ツールを挙げています。アプリではスピーキングの模擬テスト、書いたエッセイの見直し、リスニングの練習が一か所ででき、ライティングだけでなく四技能を準備するなら意味があります(App Store の HiBay)。今月ライティングを重点にするなら、スピーキングの練習も並行して続けましょう。試験の両半分は語彙と構成を共有しているからです。IELTS スピーキング模擬テストでは本番と同じ条件で三つのパートを録音して見直す進め方を、IELTS スピーキング AI 練習では練習課題の選び方と確認できるフィードバックの使い方を扱っています。
よくある質問
Task 1 と Task 2 のエッセイを無料で添削し、バンドスコアを出す AI ツールはありますか?
無料の添削ツールは存在します。まず確認すべきは、レポートが一つの数字だけを出すのではなく、四つの基準を分けて示しているかどうかです。求めることは二つあります。一つは IELTS が公表している基準名、すなわち Task Achievement または Task Response、Coherence and Cohesion、Lexical Resource、Grammatical Range and Accuracy。もう一つは、それぞれのスコアがどの文や段落に対応するのかという情報で、ツールが何に反応したのかを確認できます。現実的なチェックには、試験時間で書いた Task 1(150 語以上)と Task 2(250 語以上)を貼り付けてください。短すぎる答案は、記述子が前提とする語数の期待を崩してしまいます。
自分の IELTS ライティングをどう評価すればよいですか?
道具を使わずに測れるものから始めます。語数と時間です。Task 1 は約 20 分で 150 語以上、Task 2 は約 40 分で 250 語以上が求められ、時間切れになる受験者が自己最高のバンドに届くことはほとんどありません。次に一つの答案に対して、基準ごとに自分で記述子を当てはめます。概観または立場を示す文に線を引き、各段落の主題文に印を付け、繰り返している一般的な語を丸で囲み、節を二つ以上含む文を数えます。たいていは一つの基準が他の基準を引き下げていることが分かるので、それが次の下書きで取り組むべき点です。
IELTS ライティングの Task 1 はどう確認すればよいですか?
記述子と同じ順序で Task 1 を確認します。まず概観を探します。数値を含めずに主要な傾向・相違・段階を述べる一文か二文を、詳細の前に置きます。次に、目に入る数値をすべて並べるのではなく主要な特徴を選んだか、各本文段落が比較できる項目をまとめているかを確認します。続いて話題の語彙の正確さを確認します。rise、fall、plateau、fluctuate は時間に沿った変化を、higher、lower、twice as many は比較を表します。最後に語数と所要時間を確認します。20 分で 150 語以上が目安です。

